iPhoneよもやま話

7年ほど正規代理店で働いてきた人の、経験したことやiPhoneユーザーに役立つことを発信していこうと思います。

「SIMカードロック」ってどういうこと?と感じたとき読むお話

先日ある番組で「SIMカードロック」に関して紹介、その内容を試したことで一部で問題が発生、話題になり、番組側が注意喚起することになったそうです。

k-tai.watch.impress.co.jp

 

テレビで紹介されることで一時的にその商品が売り切れたり、サイトが繋がりにくい、はては「炎上」に至ることは、ネット社会のになって早くなってきていますね。

 

PINコードがわからない場合は?

私はこの番組は視聴していないので、確定的なお話はできないのですが、店舗で勤務しているときも同じようなことがありました。

お客様にここに至った経緯を尋ねますと、やはりテレビ番組で紹介され、設定してしまって電話やネット接続できなくて来店という流れ。

設定した当初は正常に使えるのですが、再起動やSIMカードを抜き差しするとiPhoneSIMカードを再読み込みしますから、そこでPINコード設定していると、4桁のPINコード(自分で設定したもの)を入力しないと、そのSIMカードは一時的に使えなくなります。

それがわからない場合は、PUKコードの入力を求められます。

ドコモさんのサイトですが、参考になるかと思います。

www.nttdocomo.co.jp

アップルケアサポートからの誘導などで来店されても対処しようもないので、最終的には各キャリアショップに再誘導することになります。

 

SIMカードロックする意味は?

SIMカードロック」はキャッシュカードを使うときに、暗証番号を設定しておいて、紛失してもその番号を入力しないとお金の引き出しなどができないようにすることに似ています。

ただ違うところはキャッシュカードは暗証番号を設定しないと発行されませんが、SIMカードロックは設定しなくても普通に使えてしまうことです。

ですのでSIMカードロックを設定(PINコード設定)していない場合、万が一iPhoneを紛失した時、入っているSIMカードを別のデバイスに入れることでネット接続、電話され放題になってしまいます。

日本では24時間対応でそのSIMカードの使用を止めることができるので、紛失にすぐに気がついたら悪用される可能性は低いかと思います。

ただ、「iPhoneを探す」機能を使ってiPhoneの場所を探す場合、ネット接続も止められるので気をつけなければいけません。

support.apple.com

 

余談ですが、SIMカードロックが設定されているiPhoneのを修理すると、電源を落としたあとに作業するのですが、修理後起動すると「ロックされたSIM」と表示されて、修理失敗したのかと一瞬ドキッとした経験があります。

 

結局設定する必要があるのかどうか?

これは人によって違うかと思います。

iPhoneを置き忘れることがよくある、同居する人がいて自分のiPhoneに触ることができる、海外に行くことがあるなど、iPhone全体が自分以外に接触される可能性が多い人は設定したほうがいいかもしれません。

ただ、パスワード関連を忘れたりすることが多い人は、設定することで自分の首を絞めてしまうことになるかもしれません。

 

以上SIMカードロックに関するお話でした。

 

 

 

 

 

 

iPhoneの写真保存に困ったとき読むお話

先日Googleフォトがアップデートされた記事が紹介されていました。

 

k-tai.watch.impress.co.jp

 

大切な機能はそのままで、写真に記録される位置情報などを使って、今まで以上に検索しやすくなったみたいですね。

 

お店で勤務しているとき、お客様とバックアップのお話をすると、体感ですが2~3割の方がGoogleフォトを使用されていて、そのうちiCloudも併用している方、写真以外はデータを残さない方、写真以外をiCloudに残している方など様々でした。

厳密に言うと「iCloud写真」と「Googleフォト」は違うのですが、「写真を残す」という機能面で見てみると、どちらもパソコンを使用することなく手軽に写真を残せるので、iPhoneを使っているほとんどの方が、利用しているかと思います。

画質にこだわりがなければ、どちらを使ってもほとんど違いがありませんが、大きな違いが「有料」か「無料」

 

ほとんど無料で使えるGoogleフォト

以前はGoogle+の中の1機能として、保存容量は有限でiCloudと同様、ある一定容量以上使う場合は月額課金が必要でした。

それが2015年ぐらいに写真保存機能だけを独立させたのがGoogleフォト。

無料無制限で「高画質」保存する設定、有限有料で「元の解像度」保存設定の2つがありますが、動画撮影で画質にこだわりがある方でなければ、「高画質」で十分かと思います。

詳しいことはGoogleのサポート記事を確認してみてください。

support.google.com

Googleフォトで気をつけなければいけないことは2点。

iCloudと違い、アプリを立ち上げなければバックアップしてくれない

Googleフォトの設定「バックアップのタイミング」でモバイル通信をオンにしてしまうと、いつでもバックアップしてくれる反面、携帯電話会社さんで提供されている月当たり使えるデータ通信量を消費してしまう

ですので、旅行の写真やお子さんの動画撮影などされたときは、Wi-Fi環境下で充電しながらアプリを立ち上げて、バックアップに注意を向けてください。

 

5GBじゃ足りないiCloud写真

まだiPhone5s、5cの頃にはこの機能がなく、写真もアプリのデータもまとめて「iCloudバックアップ」として塊をクラウドに保存。バックアップ復元するまでどの写真が保存されているかわかりませんでした。(GoogleフォトはアプリやSafariなどのブラウザですぐに確認できる)

それがiPhone6が発売されてしばらくすると「iCloudフォトライブラリ」とiCloudの設定の中に表示が増え、写真とそれ以外のデータに分けてバックアップすることができるようになり、他のiPhoneiPadと写真データを共有できるようになりました。

Googleフォトとの違いは、

・充電しながらWi-Fiにつないでおくと、自動的に写真がiCloudに保存される

・ 「iPhoneのストレージを最適化」を設定しておくと、iPhoneに保存されている写真をサイズを自動的に小さくすることで、iPhoneの空き容量を増やしてくれます。撮影したオリジナルサイズの写真はiCloudに保存されているので、必要であれば設定を変えたり、画像をタップするとオリジナルサイズがダウンロードされます。

・別のパソコンやiPadなどから確認すればわかりますが、撮影したiPhoneからはどの写真が保存されているかが、わかりにくい。

 詳しいことはAppleのサイトに掲載されているので、気になった方は一度確認してみてください。

support.apple.com

 

 以上、写真保存に関してでした。

 

 

 

 

 

 

 

アップルロゴで動かなくなってしまったらどうすればいいのか?

前回、iOSのアップデートに失敗すると、アップルロゴで動かなくなることがあることをブログにしました。

 

tmasa43.hatenablog.jp

 

アップルロゴで動かなくなる原因は、アップデート以外にも色々あります。

あるお客様は落下の衝撃でホームボタンにヒビが入ってしまった後、振動機能が動作しなくなり、その後普通に使っていたらある日アップルロゴで再起動を繰り返す様になったとのこと。

これはホームボタンのあるiPhoneのセキュリティに関するシステムがホームボタンが動作しないことで、誤作動が起こってしまい、何かの拍子でアップルロゴ再起動になってしまったと思われます。

似たようなことが以前エラー53問題として、アメリカでは訴訟にまで至ったそうです。

 

iphone-mania.jp

これは画面修理で直る可能性が高いです。

 

あるお客様は、以前からアプリの動作が遅く、その都度再起動していたらそうなってしまったとのこと。

おそらくiPhoneの中のデータに何らかの不具合やストレージに余裕がなくなり、再起動で復旧できなくなるほどデータが破損し、iOSが起動しなくなったと思われます。

 

ホームボタン破損に関してはなんとも言えませんが、iPhone内のデータが損傷してアップルロゴが表示された場合は、iTunesを使用して復旧できる可能性があります。

 

Appleのサイトに復旧させる手順が公開されています。

support.apple.com

ここで気をつけなくてはいけないのは、iPhone

・電源が入らないのか

・電源が入っているが画面が映らないのか

・電源が入って画面も映っているが、iTunesに認識されないのか

と、症状を切り分ける必要があります。

 

電源が入らない場合は諦めるしかありません。

iTunesに認識されない場合、ケーブルやパソコン、ケーブルの差込口を変えてみて、それでもだめな場合は、iPhone本体の不具合で諦めるしかありません。

 

画面が映っていてもいなくても、正常にiTunesに認識された場合、Appleのサイトにあるとおり復旧してみてください。

うまく行けばデータもそのままでiPhoneは復帰します。

ただし、中のデータは一度は損傷しているので、可能であるならばバックアップを作成し、iPhoneを一度iTunesを使って初期化。

その後バックアップの復元をしたほうが、後々のトラブルの可能性を下げます。

 

ここからの文章はあくまで私の経験でのお話で、Appleの公式に発表されているものではありませんので、ご注意ください。

また復旧を試みたにもかかわらず、エラーが出る場合はあります。

私の経験で多かったエラーは「エラー14」で、これが表示された場合データは諦めて初期化しか方法がありませんでした。

ただ、iPhoneが壊れたわけではなく、データの損傷がひどく、復旧できないだけなので、初期化すると元通りに使えることがほとんどでした。

次に多かったエラーは「エラー9」でこれがiTunesiPhoneのデータのやり取りが途切れた場合に起こるエラーです。

パソコン、パソコンのセキュリティソフト、ケーブル、iPhone、ネットワーク、など色々原因が考えられますが、別のパソコンで復旧を行ってもエラー9が出る場合は初期化を試みて、同じエラーが表示される場合は、iPhoneに不具合が出ると判断されます。

まれに4000番台のエラーが表示されることもありますが、私の経験ではiPhoneがハードウェア的に壊れてしまって出るエラーが多く、結果的に本体交換が必要なことがほとんどでした

 

以上、アップルロゴで動かなくなったときに、できることを記事にしました。

 

 

新型コロナウイルス接触確認アプリについて

昨日6/19に厚生省公式アプリ「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」がリリースされました。

www.mhlw.go.jp

 

多くの人がインストールしないと効果が見込めませんので、お出かけの機会が多い方は特に早めのインストールをおすすめします。

 

ただ、ここで気をつけなくてはいけないことがあり、厚生省のサイトの注意事項の中に

・動作可能なOSバージョンは、iPhone端末ではiOS 13.5以上、

と記載があります。

 

iOS13.5がリリースされたの5/21ですので、自動アップデートをオフにされていて、手動で1ヶ月以上アップデートしていない方はこのアプリをインストールする前に、ますはiPhoneのアップデートが必要です。

設定→一般→情報のソフトウェアバージョンを確認してみてください。

 

アップデートの方法は2つあり、アップルのサイトで解説されています。

support.apple.com

 

お手軽なのはワイヤレスアップデートです。

ただアップルのサイトでも最初に書いてありますが、バックアップの作成は必ず行ってください。

 

店舗で勤務していたとき、時々アップルロゴで動かなくなって来店されるお客様がいらっしゃいました。

特に多かったのが年に一度のiOSのメジャーアップデート(iOS12→iOS13など)の後です。

自動手動問わずアップデート失敗すると、正常に起動しなくなり、強制再起動を行ってもアップルロゴで動かなくなります。

こうなってしまうとiTunesを使用して復旧させるしかありません。

復旧のお話はまた別の機会にブログにしますが、みなさんにお伝えしたいのは、アップデートはワンタップで実施できますが、失敗のリスクも有ることを心して行ってください。

 

アプリをインストールすることも大切ですが、あなたのiPhoneを守ることがもっと大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにはともあれバックアップ

さて、ご挨拶の後の最初のブログの記事は何にするかは、ブログ立ち上げ前から決めていました。

 

それは「バックアップ」

 

みなさんはバックアップに関して、意識したことはありますでしょうか?

お店にいらっしゃったお客様に、バックアップに関してお話すると、

「多分できていると思う」

スマホに詳しい家族にやってもらった」

「よくわからない」

等、意識的にご自身でバックアップを管理されている方はほとんどいらっしゃいません。

 

幸いここ数年、ご自宅や職場、いろいろな店舗でWi-Fiが使える環境が整ってきたので、iCloudを使ったバックアップが自動的に作成され、データ復元に成功する方が多くいらっしゃいます。

しかし、ここで気をつけないといけないのは、iCloudで自動バックアップされる条件。

 

support.apple.com

 

Appleのサイトに、以下の記述があります。

iCloud のストレージにバックアップ分の空き容量が十分にあることを確認します。iCloud にサインインすれば、5 GB 分のストレージを無料で利用できるようになります。iCloud ストレージが足りなくなった場合は、iPhoneiPadiPod touchMac から有料でプランをアップグレードできます。」

 

初期設定のままだと5GBしか保存できず、LINEのトークや写真データが多いとすぐに足りなくなってしまいます。

50GBで130円ですから、毎月缶ジュース1本分我慢すれば事足ります。

手動でバックアップするのは手間がかかる、手軽で意識せずにデータを残しておきたい方は、ぜひ設定することをおすすめします。

その際、ご自身のAppleIDを確認することを強くすすめます。

appleid.apple.com

 

AppleIDがわからなくなる(画面が操作できない、起動しない、以前使っていたメールアドレスで忘れてしまった等)と、せっかく残っているデータが戻せなくなってしまいます。

 

バックアップに関しては、まだまだ奥の深い部分があるのですが、今回はここまで。

 

お読みいただき、ありがとうございました・

最初に

マサヒロと申します。

最初にかんたんな自己紹介など。

 

私はリンゴ印のスマホ正規サービスプロバイダで働いていました。

その中で色々なお客様に日々対応し、修理、お話させていただいていました。

画面割れやバッテリー交換、電源が入らないなど半分以上は修理が必要なものでした。

 

しかし、それ以外に「動きが遅い」「アプリが正常に動作しない」「画面が動かない」など修理が必要ではなく、ユーザー自身で対処できる事柄も多くありました。

周りに詳しい人や、近くにアップルストアがあればいいのですが、多くの人が携帯電話販売店やアップルケアサポートへ問い合わせることで、なんとか解決されているのが現実で、解決できない場合サービスプロバイダに誘導、来店されます。

 

そのような修理が必要でないけど、知っておけばユーザー自身も周りの大切な人もiPhoneを守ることができる情報をできるだけ正確に発信していこうと思い、ブログを立ち上げました。

 

現在スマホはみなさんにとって命の次ぐらいに大切なものになっていると思います。

私の情報でみなさんのiPhoneが快適に使用でき、データが守られる事ができれば幸いです。