アップデートするのかどうか迷った時読むお話
ここ最近ネットで情報を見ていますと、先月公開されたiOS13.6のアップデート後、アップルロゴで正常に使えなくなったという話がちらほら見かけるようになりました。
今回のiOS13.6に限らず、かなり以前からアップデートの失敗でアップルロゴで動かなくなることは以前記事にいたしました。
過去のiOS13のアップデートの中でIOS13.6は、ネットで見る限りアップデート失敗の事例が多く見受けられます。
確証は取れていませんが、中には初期化もできず本体交換せざるを得ない事例もあるとのことです。
そこで今回はアップデートするのかしないのかを迷っている方向けのお話をしようと思います。
アップデートしない方がいいiPhone
・バックアップ作成していない
・iPhoneのストレージに空きがない
よく考えて、万が一iPhoneが使えなくなってもいいのであればアップデートOK
・FaceIDやカメラ撮影、Apple Payなど使えない機能がある
・画面破損や背面破損など落下による外的損傷、傷が多い
アップデートしたほうがいいiPhone
・iPhone6s以降のiPhoneで、今のiOSバージョンがiOS12以前のiPhone
・近々機種変更する予定がある
・アップデートされる内容に、使いたい機能や自分が困っているバグが修正されている
以上、簡単にまとめてみました。
アップデートしない方がいいiPhoneも、容量を空けたり(数GBの空きは必要)しっかりバックアップを作成してもらえれば、万が一失敗してもデータ復元できるので安心です。
アップデートをタップする前に、よく考えて行動して下さい。
ここからは時間があって、もう少し詳しく理由を知りたい方向けに
アップデートしない方がいいiPhone
バックアップ未作成は、命綱を付けずに山登りするようなものです。
いくら登り慣れた山でも急な天候変化や体調不良で遭難、命を落とすこともあります。
一日でも使えなくなったら困る大切なiPhone、準備はしっかりと。
よく考えて、万が一iPhoneが使えなくなってもいいのであればアップデートOK
公式な情報はありませんし、ネットを検索しても情報は殆ど出てきませんが、数年に渡ってお客様に対応してきた私の経験では、iPhoneは常にハード、ソフトをチェックしており、不具合があると復旧しようと動き出し、それがバッテリーの異常消耗や再起動を繰り返したりしています。
例えばTouchIDを備えたiPhoneはホームボタンにヒビが入ったり、FaceIDを備えたiPhoneは液体が少し入ってしまってFaceIDが使えなくなると、アップルロゴで再起動を繰り返したりします。
ソフトウェアの不具合であれば初期化すればほぼ改善しますが、ハードの不具合は修理交換しない限り直りませんし、パーツ交換できない場合本体交換しかありません。
ハード的に何らかの不具合を抱えていて、かろうじて使えているiPhoneのアップデートを行うと、iPhoneのシステムがハードの不具合をチェックしエラーになるとそこでアップデートが止まってしまいます。
初期化を行っても再度チェックが行われるだけで、アップルロゴで再起動を繰り返します。実際アップルロゴで来店されたお客様のiPhoneを初期化しても改善されず、内部確認で液体損傷の痕跡があった事例は多々あります。
ですのでよくiPhoneを落下させる、お風呂場で使用したことがある、ディスプレイや背面に破損があるなどハード的に不具合を抱えていそうなiPhoneのアップデートは、慎重に進めて下さい。
セキュリティー向上、バグ解消のためにはアップデートはするべきですが、そのために使えなくなっては本末転倒です。保証が切れている、破損がある、正規店以外で修理したiPhoneでアップデート、初期化できなくなってもアップル社は交換プログラム以外は保証してくれませんのでお気をつけ下さい。
アップデートすることに悩んでいる方に少しでもこの記事が届けば幸いです。